ターガスストアウェイキーボード
飛翔編

2001/04/14 Update
2001/03/25
■ すごい、すごいッスよ、トラップさん!
ええと、今回は成功編といことで書いてみたいと思います。ちなみに胎動編を読んでからお読みいただくとさらに楽しめます(って楽しむものなの?(^^;)。では、さっそくいってみましょうか。

前回までのチャレンジで、どうもPICに焼き込んだデータがまずそうだ、という結論に達したわけですが、ここで救世主様登場であります。データ書き込み済みPICを提供してもらいました(狭山博さんどうもありがとう!!)。
よって、あとは試すだけです。これまでの詳しい経緯は胎動編をチェックですよ〜(くどいって……)。しかし、今読み返すと全然詳しくないなー。もうちょいボリュームアップするかもしれませんのでご勘弁を。

で、さっそく、入手したデータ焼き込み済みPICを前回で作成した物に載せます。で、同様にメール作成画面でキーボードを選択すると……選択すると……選択……できた。できた〜!!(嬉)

そういうわけで、あとは実際にキーボードからキーコードを送信できるようにしてやって(つまりキーボードを接続してやる)、ちゃんと動作するかを確認する必要があります。

残る作業ですが、ぱたぱたキーボードの入手と、試作版ケーブルをキーボード側コネクタに配置するための配線。そして、本番用ケーブルの作成でしょうか。
■ というわけで大宇宙の法則、お約束の「改造は自己責任」で
繰り返しになりますが、改造のための詳しいことは、全部トラップさんのサイトに書いてあります。ここでまた解説するのは蛇足というものでしょう。トラップさんのところでほぼ完璧ザマス。
ちょっとだけツッコミあるかもしれませんが、ここに作成できた人間がいるってことが、完璧ドキュメントの何よりの証拠。自分が作成したときにちょっと気になったところについては補足しようかな、とは思いますけど。
ただし、念のため、くどいとお思いでしょうが、水戸黄門の印籠もかくやといわれる元来伊賀忍者が得意としたとされる幻の言霊「改造は自己責任」を唱えておきますよ〜。問題あっても、トラップさんに文句を言ったりしないようにお願いしますね。あ、自分には言ってもいいですよ〜。対応するかわらかないですけどっ(笑)
■ 前回の続きから。ターガスキーボード側の配線。
ではさっそく、ターガスキーボード側の配線を考えますか。ジ〜とターガスキーボードを見つめること20分、これだあ!(笑)

作成コネクタ。10分。
キーボード側は、線が3本で済みます。外部ケーブルになるので、多少はしっかりした線を選びたいものですネ。ここでは、パソコンのCPUファンと電源(基盤上)を繋ぐケーブルを流用しました。いわゆる、電源、GND、アラームの三本線ですな。これの両脇のコネクタ部分をちょん切ります。片側に、前回購入してあった、Pinが連なっている部品を8本でカットして半田付け。強度が心配だったので、ホットボンドを使って固定してあげてます。


PIC側配線
続いて、PIC側の基盤に配線する。これまた3本布線するだけなので、あっという間。一つのPinに、2、3本布線する可能性があるので、半田付けは慎重に手早く行うと良いのかな。


■ では工作後のお楽しみ、動作させてみましょ〜。
一応、テスター等で、導通をチェックします。思った通り配線されているかとか、変にショートしてないかとかを確認したら、実機確認を行いましょう。

Pin位置とコネクタの関係
なんだかうまい具合に幅がいっしょですなー(^^;。


接続〜
おもむろに、挿す(笑)。いや、マジで刺さっちゃいまいたよ、いいんスか?(オイ
ざぷす、という音が聞こえてきそうな写真。ようするに隙間にぶったさしてるだけ。キーボード側に仕掛けがいらないどころか、台座を引き出す必要すら無い(^^;。


接続部を裏から
キーボードの接点部を軽く押すと隙間が出来ます。この隙間にうまく入っているようです。本来3本接続すれば良いだけですが、収まり具合が良いので、8本ともぷすっ(^^;。(強固に固定されます)


接続構成例(^^;
試作PICボードとつながっているところ。ケーブルは本来、Zaurus側のケーブルと反対になる方向へ流れていくようにケーブリングするべきでしたね。横っちょから出すのではなく。ついでに収縮チューブとかでくるんであげると良さげです。キーボードコネクタ接続部分も、もうちょっと綺麗に処理できるもんですけど……。たまにこのめんどくさがりの性格がうらめしい……。台紙はFromヨドバシ(笑)。


というわけで、問題無く動作可能。すばらしいですね〜。こんなおもしろいネタを提供してくださったトラップさんには感謝感激雨あられ矢でも鉄砲でも持ってこいです。あうう、ネタなので本気にしないように〜。

■ 一気に本番機の作成じゃあ〜。。
実は、データ焼き込み済みPICとともに、電池ケース、コネクタ(半ケーブル付き)、セラロック付きPICソケットを譲ってもらっていたのでした。つまり、この部材があればさくっとワンセット作成できるわけですね。この電池ケースを使ったアイデアは狭山さんのもので、自分もマネさせていただきました(^^;。
作成開始〜ってもう出来てる!?(笑)
まあ、材料は全部あったので、作業時間としては1、2時間といったところでしょうか。スケルトンが好きな人は嬉しいかもしれないですね。ちょっとスカスカなんで、いらない電子基板があったら入れておくとカッコ良いかもしれません(笑)。個人的にはキーボードやケーブルに合わせて真っ黒に塗っちゃった方が良いかな〜とか思ってますが、どうでしょう?
部材を下記に示します。
・セラロック付き配線済みPIC用18Pinソケット
・データ焼き込み済みPIC16F84
・単4電池ケース
・Zaurusキーボードコネクター(ケーブル付き)
・線材少々


裏から
って、きゃ〜、ぴんぼけ〜(^^;。ま、まあ、ぴんぼけの方が、汚い接点処理見られなくて良いか。えーと、ストアウェイキーボードのひっかけのための穴と、端子接点部の金具が配置されています。
ひっかけの穴は、適当に合わせながらカットしてたら、ちょっと大きすぎてゆるくなってしまいました。失敗や〜。
端子金具は、何かのパソコン関連部品のコネクタの板金部分だけをラジオペンチで引きずりだしました(^^;。それを、半田で熱加えながら押し込んでやると、うにゅ〜とケースに埋め込まれます(笑)
うまく端子部にあたるように合わせてあげる必要がありますね。匠の技です(嘘)。



ケースを開けると
こんな感じですね。ケーブルの結び目は、外部から引っ張られても、内部の配線に力が掛からないように、団子をつくってひっかかりの役目をさせます。
また、ケーブルのためのケースの横穴は、半田ゴテを、こう、ぶすーーーっっと(笑)。


PICソケット裏面
ソケットは、あらかじめセラロック付きになっていて便利。自分の行った配線はZaurus側のケーブル接続と、キーボード側につなぐBOX部(ケース)の作成のみ。もちろん、ケースから外部に出ている端子部にも30番線で布線してある。


動作チェック
繋いで動作させてみたところ。立ち上がっているのは、最新「mab Editor VGA(Ver3.2)」。うおおお、めちゃくちゃ使えるじゃん!(感激)
と、思いつつ、キーボード接続の場合も、編集エリアが大きくはならないので、ちょっと悲しい……。いつかmabさんにお願いしよう〜とか思ってしまったり。ちなみに、この編集エリアサイズに関する問題は「かえで」もいっしょ。残念。


システム全体像(笑)
かっちょええなあ、おい。うーん、トラップさんやtohruxさんの折り畳み台が欲しくなっちゃいましたよ。何か持ち歩ける立て掛けが欲しいところです。
ちなみに、これで何が一番嬉しいかというと、メール書くのが格段に楽になるってことですかねっ。やっぱりいちいちPC立ち上げるのが面倒って人、多いだろうし。EX1とぱたぱたキーボード、そしてこの接続ケーブルさえあれば、かなりまともにメール運用とか出来てしまいます。
たとえば、自分の場合、基本的には週末しか家にノートPCを持って帰ってこないので、夜メール作業するのに重宝するだろうな〜と。それに、ちょっとした出先でも、結構本格的にメール作成できちゃうって、スゴイっ!



どうです?欲しくなったでしょっ?!(笑) 便利ですよ〜。
ちなみに、PICの量産は可能なので、もしPICの焼き込みだけお願い〜という方いましたら、遠慮無くメールください。時期によってはすぐ対応できない場合もありますが、出来る限り対応したいと思います。だたし、その場合、一つ条件が付きますが。それは、作成過程をちゃんとHTML化して、Link of Pata-Pataに参加することっ!(笑) ←いや、マジですよ(^^;



[Return to Top] 文責:Kei