ZAVG32に見るZau AVGの進化

2001/02/27


■ 緊急帰国レビュー(笑)
って、冷静に書き始めてるけど、マジびっくりしました。だって、めちゃくちゃ綺麗な絵なんですよ〜。これが、16色Overのグラフィックなのですかね〜。

さらにめちゃくちゃ動いてんですよ〜。E1のMovie Playerに慣れている人はそうでもないかもしれませんが、実際ああゆう動きのある画面を見せつけられるとどっきりせずにはいられませんな〜。最近のAVGってああいう風に動きのある描写が多いのでしょうか? それともDemoだからかなあ。

 そうなんです。実はコレ、Demo対応Moreということで、ゲーム本編ではありません。Demoの内容はと言いますと、登場キャラクターの紹介風になっています。どうも、ゲーム本体のOpeningみたい。「きょくりょくいっしょ」さんのポスマガや、「偽ザウルスのページ」
さんでの盛り上がりでゲームそのものの名前は知っていたのですが、実はこのAIRというゲーム自体はやったこと無いんです。

 Kanonという有名なゲームを作成されたKeyという会社の、たぶん2作目にあたります。このAIRというゲームも、とても評価が高いらしいですね。Kanonはドリームキャスト版もリリースされていたりと、AIRよりも名前を耳にすることがあります。いわゆる泣きゲーということで、感動もんのシナリオだったりするようなのですが、残念ながらKanonも未プレイ。なもんで、事前知識無かったんですよねえ。だから、まさかこんな破壊力があるものだとは……(^^;。

 まず、インストールの説明からしましょうか。データの作成にはcygwinを使います。出来たデータは3MBをやや越えるくらいでしょうか。で、自分はcygwinをインストしないでやりました。cygwin1.dllだけシステムに放りこんで、DOSの command promptが解釈できるように、別途バッチファイルを作成して、このBATを実行してゲームデータを作成します。cygwinそのものはRedhatさんからDL出来ます(確か)。ただし、このDL、結構くせもので、時間かかるのなんのって……。とても電話回線でインタネットしている自分には無理!ってことで、出張中のホテルよりLANしほうだいってときに落としてきました。
それで実際の方法ですが
……って、う〜ん、ひじょうに説明が面倒になってきた。教えて欲しいという方はメール下さい。いなければ書かなくても良いしね〜(^^;。

 そもそも、Demo CD-ROMがいるんですよ。で、これってどこから入手するかって問題がありますよね。自分は昔、友人に押しつけられたもらったものでした。colorful pure girl 8月号特別付録とあります。たぶんHゲーム系の雑誌と思われます(^^;。実は実行すらしていませんでした。なんかタブーっぽくて。足踏みはずすのも怖いし(失礼だなあ)(^^;。でも、これがZaurusにつながっていくとは運命とは不思議なものですねえ。……って大げさ?(^^;

 で、まあ、はしょったインストールで失敗すると、Moreの実行で、たいがい「電源OFF or リセット」の例外が発生します。おもにディレクトリ設定を間違えているときだと思います。成功したら、とっても美麗なビジュアルシーンが連続します。ゲーム中の特徴的な展開が、セリフのように印象的にカットインします(たぶん、この表現で正しいはず……??)。

 のどかな田舎のバス停がモノクロシーンで、Keyの文字がぼんやりしたものからはっきりしたものへ、AIRのタイトル、そして、リターンしたバス停がカラーになり空へPANする、瞳の拡大絵から引いて登場人物のフェイス絵になり、立ち絵になり、人形が歩くシーン、歩道橋が迫り、髪が揺れて、Line毎に描かれていく文字、いやいや、見所盛りだくさんです。へえ、コイツはすごいや!!(^^;。痕と同じようなものを考えていると、度肝抜かれることうけあい。ぜひ本編も遊べるになって欲しいですね。

 ただ、音、無いんです。PC上で実行すると、めっちゃいい感じの曲が場面に同期するように流れて、非常に心に残るのですが、Zaurusだと、ちょっと……シラケ気味……。結局MP3で、主題歌を流しながらデモを見ていたのですが、画面と同期しないのがちょっと痛いです。これは曲はじめのタイミングをそろえてもどうしようも無いです。というのは、PCに比べて動作がかなり遅いから。E1ならそうでも無いのかもしれませんが、EX1で動かしてみた感じでは、かなり遅くなっています。これではBGMとVisualの同期は無理でしょう。ああ、もったいなや。でも、ZVNSシリーズのこともありますし、とにかくMP3 APIをさっさと公開して欲しいですね、宝箱Proさんには。この手のシナリオ重視型のAVGって、BGMがあるのと無いのとでは、ぜったいに雲泥の差があるはずですから。映画といっしょね。

 あと、残念なのがQVGA対応のみということでしょうか。ZVNSでおなじみのS.TAKeさんのBBSで、ふるかわさん自身が書かれているのですが、メモリ問題でVGA対応は諦めたようです。文字なんかが滲んでしまっていて、悲しいところなので、VGA画面で見てみたかったですね、ホント。

私も同人だから」さんのページ

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