大型二輪講習日記特別編 Part3
免許取得を目指していた当時のトラブル!(^^;
「ちっちゃい免許」って言葉がありますが、それぐらい昔(笑)

「これ、君のバイクだろうね?」
「はい、もちろん」
「盗んできたんじゃないよね」
「違いますって」(だからぁ、俺のだって言っとろーが!)
「免許持ってないって? 無免許?」
「今さっき落としたばっかです」
(ああ、我ながらシラジラしいよ、この理由……(;_;))
「……」
「だから、ついさっきも交番に届けてきたばっかなんですよ、紛失物届け。で、落とした道をたどって落とし物を探してる途中なんです。そのせいでちょっと焦っちゃってて……」
「まあ、とりあえず、車の中入って」
「はぁ……」
(まーたパトカーん中かい〜。ふい〜)

「何か身分証明するものは?」
「だからぁ、いっさいがっさいなくしちゃったんだってば」
「自賠責保険の証書は?車両登録されている人がわかるよ」
「ないっす」
「あれは車の中に入れておくことになってるんだよ!」
「そうなんすかー?いつもバイク乗るときに持ち歩くバックがあるので、その中です。丸ごと落っことしちゃったけど、えへへ」
「……」
「あのー時間、かかるんでしょうか?」
「名前は?住所は?本籍は?電話番号は?最近の違反は?」
「ぺらぺ〜ら!最近の違反は……」

 そのとき、一枚の葉書が脳裏をかすめる。

 −免許更新お知らせ−

 その中に、確か……。
 一番最近の交通違反。
 7/19 通行禁止区分なんちゃら……
 そして今日は、7/13日。
 ああ、一週間後にはこの違反、一年たつから消えてたのに……。
 悪いことは重なる……ようだわねえ。
 葉書が来たときは、これでおいらもちっちゃい免許だーい!って喜んでいたのに。。。
 あと1週間、絶対捕まるもんか!って固く誓ったのに。。。

「ちょうど一年前ぐらいに指定時間内は曲がっちゃいけないところで捕まったことがあります……」

 交通課のおまわりさんは、無線で連絡を取る。
 車なので、白バイと違い、二人組み。
 もう片方のおまわりさんが話かけてくる。
「ほら、みてみな。69km。あの道何キロ制限か知ってる?」
「40キロでしょう、たぶん」
「あと1キロで一発免停だよ」
「はあ、、、」(いっそ免停でもなんでもなってくれい)
「くどくどくどくど……」
「……」
(もぉ、そっからは鬼に金棒。。。じゃなくて、猫に小判、いや、Keiの耳に説教って感じですな)

「確認取れました」
 と、無線で話してた方のおまわりさんが言って、
「じゃあ、これね、割り印になってるから、真ん中に、左手の人差し指で、、、」
 判子。
「はあ!まったく今日って日は!」
 Kei、ぽん!と両膝を叩く。
「ははは、厄日かい?
 まあ、考え様によっちゃ、ここで捕まったから冷静になれて、事故起こさずに済んだのかもしれないよ。
 そう考えれば良かったじゃないか」
 じとーーーーっ。
(Keiのとてもそーんなふうには考えられんよー、っていうジト目)

「じゃ、こっちの青い紙は、郵便局に15000円払ったら、捨てちゃっていいからね。期限までに払えば、罪とか無しだから」
「はあ、、、ちなみに、、、2点?」
「いや、29キロオーバーだからねえ。3点」
「はあ。あっちは? 通行禁止とか、不携帯とか?」
「まあ、とりあえず、それは勘弁しておくから」
「そっすか。ありがとやんす」
 うーん、地獄に仏。
 でも、通常、やっぱり、複数違反したときって、一番重い罪だけで違反切るんじゃなかったかな??

「じゃ、まあ、立場上、乗ってっていいとは言えないけど、ここから押して行けとも言わないからね。
 そこは自分の判断ということで」
「はあ、かたじけない」
 パトカーから出る。
「忘れ物ない? あ、持ち物なんにもないか、あはは」
「あはは……(けっぽったろうかい!)」

 Keiは、パトカーが見えなくなるまで見送っていた。。。

 。。。つづく。。。(あれ?^^:)


次回予告

 第二の関門も抜けた大胆不敵傲岸不遜天上天下唯我独尊乃木坂啓。
 道程のまだ半分もたどっていないが、果たしてまだリュックは道に落ちたままになってるのだろうか?

 この時点でKeiは、なんか家に忘れて来ちゃったんだとか、家から出た瞬間落ちゃって、庭に転がってるんじゃないかと楽観的な気分になっている!
 (おいおい^^;)

 果たして、リュックは見つかるのか。
 それとも、どこからも出てこないのか。
 さらに、無くしたカード類は悪用されちゃわないだろーか?

 数々の謎を残しつつ、物語はいよいよ佳境へ。
 次回最終回、「雨、舞い落ちる街(完結編)」(^^;)にご期待ください。

#今回つまんないなー。前回の方がおもしろかったなー。^^;


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文責:Kei
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