Serial Terminal

2000.12.22


■とりあえず設定から
 とりあえず、VGA対応もしたようなので、使ってみました。(BBSの方でVGAパッチが上がってましたが、それかな?)
 まず、IrDAで接続!と思ったんですが、うまく行かないというか、たぶんW2Kでは出来ないんじゃないかなーと。(^^; IrDAポートをシリアルポートとして定義付けられないんですよね……。もし可能でしたら、どなたか教えてください。
 そんなわけで、シリアル接続に路線を変更。最近、USBシリアル変換を買ったんですよ。というのは、通常使っているPCがVAIO Z505っていうノートPCでして、こいつにはシリアルポートが無いからなんです(OptionのIEEE1394接続コネクタを購入すると使えるのですが、自分はとりあえずそこまで必要ないかな〜と。でかいし)。
 で、こいつとEX1付属のクレードルをつなぎます。USBシリアル変換君は、ドライバをインストールしたところ、COM5に割り当てられました。
 さて、Serial Terminalと、PCをつなぐためには、ターミナルソフトと呼ばれる通信ソフトが必要になります。W2K付属?のハイパーターミナルを起動して、ポートをCOM5に合わせます。Serial Termi al側も、もちろんCOMポートに合わせます(COM0)。あとは、通信速度やフロー制御なんかを、PC側とZaurus側で同じように設定してあげます。必要に応じて、ローカルエコーの設定や、LOGのOn/Offを設定して、設定画面を抜けます。

■接続ON
 準備ができたら、ハイパーターミナルで接続ボタン(電話のアイコン)を押します。これだけ。
 接続すると、ハイパーターミナルの画面下のステータスバーに、接続時間が表示されるはずです。
 では、何かキーを入力してください。
 ほらね、つながっている証拠に、ザウルスで打った文字がハイパーターミナルの画面に表示され、PC側で打った文字がZaurus側で表示されました。もちろん日本語もOK(SJIS)です。なかなかおもしろいですね(^^;
 VGA機種では、80x24 行の完全なターミナル表示で、しかも 12dot フォントで日本語が綺麗に表示されます。zxLinuxを起動したことのある人は、イメージがわくと思いますが、同じレイアウトになっています。この画面を見たときこそ、VGA機のありがたみがわきますし、本領発揮といったところです。

■実際の運用
 さて、どんなことに使えば良いのでしょうか?
 実を言うと、自分もいまいちわかりません(^^;。
 でも、それじゃなんなんで、ちょっと、考えてみました。Logを取る機能があるようなので、Zaurus側でちょっと大きめの打ち込みをするときに、LOG ONにして、PCからガシガシ書き込みする、なんてやり方もありかもしれません。まあ、Serial Terminalが繋がる環境にあれば、他にもPCとやりとりすることが可能な場合が多いので、PCで作成したテキストファイルを持っていったほうが早いかもしれませんが。(^^;
 他には、動作未確認なのですが、かなり使い道があるとは思います。
 たとえば、サーバ系の装置、特にアプライアンス系のネットサーバなどは、コンソールレスなことが多いです。GatewayサーバやFilewallサーバにCRTを接続しておく、なんてのは、確かに無駄かもしれません。ですが、たまに、この装置の起動Optionを変更したり、状態を確認する必要が出てきたりします。自分の知っているところでは、NECのUNIX系サーバにこういたConsole Redirectionという機能がありました。この場合、通常はCRT/KBレスで運用しつつ、必要に応じて、PCをコンソールとして使うなんてことがあります。PC98ノート+CCT98なんて、往年の組み合わせですよね。(^^;
 これの代わりになったりしないかな〜なんて思います。まあ、自分で動作確認してないので、本当にそういった使い方が可能なのかわかりませんが、もしできるなら、保守点検のときとか、ノートPCすら準備しなくて良いので、非常に便利そうです。(自分でリバースケーブルを調達する必要はあります)
 実際、VGA機種でのみ可能な、80x24の画面なら、おそろしく実用的です。

■その他、気になったこと
 PCとの連携や、通信という機能は、それこそ、1の力を5にも10にもする可能性があると思っています。使い方は人それぞれですが、自分にあった使い道をみつけたときは、嬉しいことでしょう。そんな可能性を秘めているMoreだと思います。使う人が限られてしまうだろうということが、少し残念ですが。
 あと、あれ?って思ったのは、接続中、アイクルーズの電源が自動OFFされないこと。特にハイパーターミナルで入力とかしていないのにも関わらず、バックライトOFFも電源OFFもされませんでした。確かに、自動電源OFFを2分程度に設定していた場合、ちょっと、気を抜くと電源OFFされてしまうので、ナイスな設定です。意図的なのかわかりませんが、あいかわず、小笠原さんのMoreは、詰め部分がするどいです。

追記
どうもオートパワーオフしないのは、シリアルポートを開いていた場合の仕様らしいです。

◆小笠原さんのフルパワー全開のページへ


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