SONY 8mm&VHS ダブルビデオデッキ

1998年夏、Hi8の再生が可能ということ、画像が奇麗ということで、Hi8対応のデッキを購入した。
VHSデッキがついている、世に言うダブルデッキというやつである。
ダビングも簡単というわけなのだが、思っていたほど、Hi8が奇麗ではないこと、また8mm側はSerchが無いこと、さらには、VHSデッキの方の画像奇麗処理機能であるAPICがたいしたことないので、トータルへぼである。(^^;

まず、VHS側の機能からみていこう。
コストや保管場所の関係で、テープはだいたい3倍モードで録画するのであるが、この3倍モードが、うちのもう一台の旧型VHSデッキよりも画質が悪いのである。
これにはまず、参った。
我慢できないほどではないのだが、最新機種なのにと悲しくなってしまう。
また、世の中には、3倍奇麗をうたった機種や、昔のテープも奇麗に再生といった機種が出ていて、VHSだけの考えでいけば、こちらを買ったほうがいい。

Hi8側については、これは、僕の調査不足から、思ったより泣けた。
まず、3倍モードがない。Hi8では、2倍モードなのだ。しかも、この2倍モード、VHS3倍モードより画像が悪い。 おまけに、Hi8側では、マーキングができなくて、searchの機能がないのだ!
最近の、ビデオデッキは、たいがい、録画を始めたところにindexを書き込むので、VISS/VASS?という機能で前サーチ、後ろサーチが可能なのがあたりまえだ。
しかるに、このHi8ちゃんは、ただ録画しかできないのである。おーにょー。

まあ、編集には優れている。 録画されているテープの間に録画しても、なめらかに画像がつながっていくのだ。 VHSだと、録画終了後が、ノイズが入っちゃうものなのだけど。
しかし、サーチ機能無しは、泣けまくった。こりゃー悲しい。
まあ、VHS側と、プログラムダビングなどの機能もあり、編集という意味ではそこそこの力があるものの、本来の録画ポテンシャルがこの程度ではなあ。

CS/BSデコーダー内蔵なので、衛星アンテナをつけるだけで、衛星放送を見ることができる。 でも、あまり衛星放送って観ないんだよね(^^;

1998.08.13

2001.01.29追記
録画予約が大量に可能なのは嬉しい誤算だったかも。VHSと8mm側で設定できるので、かなりの数、予約できる。長期の旅や出張でも安心だ。
あと、やはり8mmはかさばらなくて良い。VHSのようにカビカビになったりすぐへぼへぼに劣化するようでも無いし?
まあ、画質にこだわらなければ、そんなに悪い機種じゃないのだろう……。
ただし最近、VHS側のテープを取り出そうとすると、テープを巻き込んだまま吐き出してくれないときがあります!そのたびに、背面の配線はずして、デッキを取り出し、上蓋をあけて、文字通り手動でVHSカセットを取り出す必要があるので、めっちゃめんどくさいです。うーん、神話に反して、自分の買ったSONY製品の耐久力は良かったんだがなあ。ちなみに、これの4年前に買ったVICTORのVHSビデオデッキの方が、高機能で画質が綺麗で、しかも現役で故障無しという……うーむ、すばらしい。