SONY Handyナビ コロンブス

なぜ車も持ってない僕がこんなものを買っちゃったか?
それを説明するためには、数年前にさかのぼらなければなるまい。

当時、僕は迷子ちゃんと呼ばれ、方向音痴の代名詞のごとく呼ばれていた。
ちっ、僕にもカーナビが搭載されていれば道に迷うことなんかないのに〜っ!
当時の僕は、「とりあえずそっちだと思う方向に進んでみよう!」という、まさに迷子のための其の一、みたいな性格を直すことはまったく考えず、まずそう思ったのでした(^^;。
それからずっと、カーナビは僕にとっての憧れアイテムだったのです。

ただ、もちろん車も持ってない僕が、そんなもの入手したって意味無いじゃんの言葉通りだっていうのは認識していたので、なんとか我慢していたりする日々のことでしたことなのよヨヨヨ。

そんなある日、ある雑誌の記事でソイツを見てしまったのです。
バイク用タンクバッグforコロンブス。
それは、コロンブス専用のタンクバッグだったのです。 タンクバッグっていうのは、バイクのガソリン入れるところであるところのタンクに装着するところのバッグであるところのココロ。主にマグネットなんかがついていて高速道路でもしっかりフィット!ってのがウリです(^^;。もちろん専用設計ですからNaviにもジャストフィット!しかも、ライダーのための操作系も良く練られていて、一撃で欲しくなりました。
ただ、まだ、コロンブス(SONYのハンディカーナビ。CD-ROM駆動装置と液晶部が一体になったヤツ)自体が、結構高かったんですね。

ところがところが、こういうときは、風向きが変わるもので(ヘイ、カモン!)、近所の安売り系の店で、限定5つで売り出しているではありませんか〜。確かTVチューナーもセットにして10万円くらいだったような。
まあ、初期型としうか、ハンディシリーズの一番最初の奴なので、機能的にはたいしたものは搭載されていなかったのですが、バイクで使う分には、そんなに多機能いらないんです。純粋にGPSして地図とマッチングしてくれるだけでOK。

ソッコー、墜ちました。タンクバッグが専用ということで、やっぱりちょっと高くて1万円以上するのですが、それでもバイク用カーナビを入手したのは非常に嬉しかったです。

で、さっそくバイクのバッテリにつないで動作させてみたのですが、ナイス〜。おもしろいすぎです。ええ、それはもうカーナビとしてちゃんと動作するんですわ。
問題があるとすれば、ちょっと安全面ですかね。カーナビの画面に見入っちゃう人は絶対に取り付けない方が良いでしょう。あと音声ガイダンスがほとんど利用不可なのもちょっとさびしいかな。自分のヘルメットは、左右にスピーカーが仕込まれていますので、イヤホン端子と接続すれば、実は音声ガイダンスも聴けるんでけどね(そうすると画面を見ずに目的地までクルージングも可能か?!)。

その後、 こいつとともに、日本全国、各地を回りました(全都道府県で、バイクで走ってない県は、沖縄だけです(^^;)が、非常に有効でした。液晶が太陽下だと、見えなくなっちゃうのですが(ぐう、反射型液晶にしたい〜)、それは付属のひさしをつければ大丈夫。
その後発覚したもう一つの大きな問題として、山道に入っちゃうと、衛星がつかめない、ってのもあったけど(^^;、そういう場所は、迷うほど道が多くは無いので、あんまり問題無いです。結局、GPSと通常のツーリングマップの両方とも持っていく必要は出てきてしまうのですが、はっきり申し上げまして、こんな楽しく便利なオプションはありません(うはは)。

結局、熱暴走するようになってしまって(真夏の炎天下を延々と走ったからなあ〜)、一回修理に出したのですが、それ以外は快調に動作していて、ロングツーリングに行かない冬場では、カー搭載キットで車に積みこんで、これまた有効利用。
今では、アメリカ軍の衛星でわざと誤差を出す部分も改善されましたので、マップマッチングのような機能が無い旧式のコロンブスでも、ほとんど道からはずれたポイントを指すことはなくなりました。むしろ性能があがっちゃったよ、って感じでお得感も倍増です 。(^^;
んー、いいねー。

2000.12.19